プレイ日記第200弾


シムシティ2000

パート4

















最高幹部の活躍もあり、


海の埋立に成功したナカユウ部隊。


















 




そこにも人々が住みはじめ、いよいよ人口は7万人を突破。











ミサイル基地も設置し、いよいよ軍事都市らしくなってきた。


















ゼネゲル「くそォーーーーッ!!」


「……ゼネゲルさん、落ち着いてください」




「落ち着いていられるか! これでは作戦が成功してしまうではないか! 


このミッションにナカユウは失敗し、ロングソード連合から失脚! 

これが我らの計画だったはずだ!」







「大丈夫です。もう資金は底をつく寸前。銀行から借りた金も返済を迫られ始めています」




「しかしだな……!」



「なにが『しかし』なんだ」













「!!」













とつお「話はすべて聞かせてもらった。


貴様ら、どうやら群馬参謀にどうしても失敗してもらいたい理由があるらしいな」






「ぬかった……! 最高幹部、やはりあんたがディープスロートだったんだな」




「……? 訳のわからんことを言うな。

おいナカユウ、入って来い。つまりこういうことだったんだ」




「とつおさん、ありがとうございます。

俺だけじゃこの二人の離反には気付かなかった。お前等、どうして任務の邪魔を……」





「……自分の胸に聞いてみろ」




「何だ? 何を言っている? まあいい。残念だがお前等にはここでリタイヤしてもらう」
















「最高幹部、それは困ります」





















とつお「ム!」




















その時!


最高幹部と群馬参謀の背後に、何者かが現れた。









「ちっ、俺もヤキが回ったぜ。お前ごときに後ろをとられるなんてよ」


『とつおと戦うときは、まず背後にまわれ』。隊長の口癖でしょ」





















現れたのは
天王寺舞だった。


これまで隊長の補佐役として幾度となく活躍してきた、直属部隊では事実上のナンバーワン戦士である。















「天王寺舞……」



「久しぶりね、群馬参謀」




「どういうことなんだ。


隊長はこのことを知っているのか? これは、隊長の指示なのか……?」




「違うわ。あの人がこんな命令するはずがない。


群馬参謀、ゼネゲルたちが怒っている理由が本当にわからないの?」




「……はっきり言おう、わからん」



「しょうがない人ね。だったら私から説明してあげる。あなたには『罪』がある」

















『罪』。この言葉を聞いた瞬間、


群馬参謀にある記憶が蘇った。














「そ、そうか……」



「思い出したようね。そう、あなたはしてはならないことをした。『信長の野望』でね」





















プレイ日記 第117弾「信長の野望 嵐世紀」。


パート9にわかれた長編で、


第120弾「saga2」と並び、プレイ日記最高峰と言われる傑作である。















この作品ではガードリーダー隊長は黒田家に仕え、数々の仲間を獲得。








ラストでは徳永家康との天下分け目の決戦を演じた。






















もうおわかりであろう。























ロングソード連合が経験した中でも指折りの死闘の中で、


群馬参謀は家康から洗脳を受けていた。









そして、

「洗脳されていたとはいえ、隊長に刃を向けたーーー」





















それは、連合に所属する戦士として許されるような行為ではなかった。


あってはならないことだった。















ガードリーダーは最終的に洗脳を解き、ナカユウを仲間としたが、


ロングソード連合の中にはそれを快く思わぬ者もいた。


いつしか「反ナカユウ派」なる派閥ができあがっていったのである。











「あんたが本当にロングソードに心から仕えていれば、


あんな洗脳は自力で解けたはずだ。


しかし隊長の手前、貴様に贖罪させることもできん。だから、今回のミッションをそれに利用させてもらった」




「そういうことだったのか」





ちょっと待ちなさい、ゼネゲル。


今回のミッションは群馬参謀の忠誠を試すテストだったはず。


隊長を思うが故とはいえ、資金を減らしたり、ところどころで邪魔をしたり。


あなたのやった独断も到底許されません。


自分勝手な行動をとってミッションの妨害をしたとあっては、さすがの隊長もお怒りになるはずよ」






「ぐっ……」




「よって、このミッションの志向を変更します。


群馬参謀のテストは続行。


10万人を達成できない場合はそれなりの処置が待っています。


ゼネゲル、溝蠍も、これに協力すること。


失敗したら、あなたたちもただではすみません」

















こうして、ゼネゲルは序盤に渡さなかったた資金を群馬参謀に返却。


自分たちの立場をかけた、最後の戦いが始まった。










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