プレイ日記第200弾


シムシティ2000

パート3















「街を発展させなければ、お前は死ぬ」


ディープスロートと名乗る人間からの


謎の電話は、衝撃的内容だった。














「わけのわからぬことを。きっと市民のいたずらだろう。群馬参謀よ、気にすることはない」


















ゼネゲルの言うように、これをただのいたずらと片づけることはできる。




しかし、ナカユウはなぜかそれができなかった。














「この街を徹底的に建て直してみせる。


無法者は排除せよ。さらに税率も1%下げる。そうすれば需要も復活するはずだ」
















 



ナカユウはすぐに無法者の排除作業にとりかかる。


税率下げもあたり、需要が復活した。

















住みやすくなったLSUシティには


居住希望者が殺到。



人口は3万人にまで達した。










「……やられましたね。ここまできてしまうと


あとは放っておいても人口が増えてしまいますよ」




「おのれ、ディープスロートめ!……だが、


この都市計画は最初から破綻している。焦ることはない」
























その後も、すばらしいスピードで発展を遂げるLSUシティ。


しかし、大きな問題に直面した。


















「敷地が足りない?」
「そうです。海があるためこれ以上の発展は望めません」


















それは敷地であった。


LSUシティの陸地は限界近くまで発展したが、


海が残りの敷地を阻んでいた。




















「しかし、ガードリーダー隊長が提示した人口目標は……」


10万人。現在LSUシティの人口は6万人余り。


残念ですが、このミッションは失敗です」



「くそ……海は埋められないのか」



資金が足りません。最初から無理だったんですよ。

とにかく、報告のためにも一旦本部に戻りましょう」



「……了解した。仕方あるまい」


(やはり、資金の少なさがネックになったか。

だが、もうこうなっては……)














ゼネゲル「……」






























「待て!!」


























ナカユウが庁舎を出ようとしたその時、ある男が入ってきた。





















ゼネゲル「あっ! こ……この男は!」
















「もう諦めるのか!」



「あっ、あなたはっ!」

















現れたのは、そう、あの人


最高幹部のとつお氏だった。










「実は、近くを通ってな。


それで、もう諦めるのかと聞いている」



「聞いていたのならば、わかっているはずです。もう詰んでいるんです」
































とつお「違うだろーーーーッ!!!」




















「貴様、それでも長剣男児か! 諦めるなんてことは、この俺が絶対に許さない!」


「しかし海を埋め立てる資金が……」


「そんなもの、俺たちが手作業でやればタダだ。


それに、元々この海を作ってしまったのは俺でもあるしな」



「と、とつおさん……」













最高幹部の叱咤を受け、ナカユウの瞳に輝きが戻る。


これまで、幾多のプレイ日記でガードリーダー隊長を立ち直らせてきた最高幹部の叫び。


心を動かされないわけがなかった。










「よし、やりましょう! みんな、海を埋め立てるんだ!」



「し、しかし! いくら最高幹部がいるとはいえ、

今からやって間に合うのかっ?」


















とつお「……そういえば、お前たちの前では


三割程度の『力』しかだしていなかったよな……」










ナカユウ「さ……三割!?

鬼神といわれた実力で……三割っ?」




とつお「大サービスだ!!全力の俺を見せてやる!!

巻き込まれるなよーーーーっ!!」























最高幹部が放った一撃は、辺りを一瞬にして壊滅!























こうして、海の半分以上を埋め立てることに成功。


資金の残りを利用し、ナカユウは一気に都市開発を進めてゆく!











(またしても余計なことを……


ま、まさかディープスロートは最高幹部とつおだったのか……?)




「……」









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