プレイ日記第200弾


シムシティ2000

パート2






















ガードリーダー隊長から与えられた


「街の建設」任務に取りかかった群馬参謀。





















ゼネゲルから与えられたレーダーのおかげもあり、


区画では移住者による工事が始まった。


















「よし、とりあえず第一歩だな」

「次はを確保しましょう」























シムシティ2000の難敵、水不足。


わかりにくい水道管とポンプの仕様は


多くのプレイヤーたちを困惑させたといわれる。


















実はポンプをところどころに作るだけで、回避可能なのである。


ただし電力が通っていることが条件で、


ほかにもいろいろな問題があるにはあるが、序盤はこれだけでも充分だ。















心得がないとまず詰まってしまうであろうこの関門も、


溝蠍氏の進言で難なくクリア。






















「よしよし、あっと言う間に1000人達成だ」


(さすがは隊長直属の部下だ。これなら楽にミッション達成できそうだな)

「群馬参謀、油断は禁物だ。ほら見ろ、市民たちから施設建設の要請が来ている」




















シムシティ最大の敵は水不足よりもおそろしい市民である。


金がない状況でもとにかく施設建造を求めてくるのである。









「要請を蹴る訳にもいかないが、あいにく資金に限りがある。


必要最低限に押さえておこう」

「しかし、それでは市民の支持を集められません。


ここは銀行から資金を調達すべきでは」



「そうするべきだ。満足感こそが円滑な関係を作る」



「……いや。まだだ。発展していない状況で娯楽施設など作っても維持費がかさむだけ。時期を見よう」


「了解」


(チッ……)



















こうして少しずつ区画を広げてゆき、


LSUシティは人口2000人を達成!


























ナカユウは丘に庁舎を建設。














気分は聖帝十字稜を作ったサウザーである。













ナカユウ「フハハハハ! 天空に極星はふたつはいらぬ!」

















溝蠍「バカ丸出しですね」

ゼネゲル「バカだからね……」
















しかし、会心撃はそこまでだった。


需要が低下しはじめ、廃墟が増え始める。














原因は都市内の犯罪である。


LSUシティは次第に、悪がほほえむ世紀末な街へと変貌をはじめてゆく……












「まいったな。まさかこんな事態になるとは」



(よし、いい展開だ……)
















そんな時、庁舎の電話が鳴った。








「こちらLSUシティ庁舎」


「……群馬参謀ナカユウだな?」


「その声、ボイスチェンジャーか? 何者だ」


「……そうだな、ディープスロートとでも名乗っておこうか」


「……なんの用だ。ディープスロートさんよ」


「この街の様子を見ると、どうやらお前、何か勘違いしているようだな



「どういうことだ」



「この街の建設は、ただのミッションじゃない。

この任務の失敗は、お前の死を意味する。私から言えるのはそれだけだ」






「なんだとっ! 誰なんだ、お前は!」




「この電話は盗聴されている。これ以上のことは言えない。

だが覚えておけ。この街を全力で発展させないと、お前は死ぬ」
















電話はそこで途絶えた。











「くっ……! 奴はこの街にいる! ゼネゲル、溝蠍! 探し出してくれ!」














ナカユウは部隊を送るも、


「ディープスロート」らしき人物は発見できなかった。














「どういうことなんだ……! この街を発展させないと、死ぬって」


ナカユウはなぜか、その声が嘘に思えなかった。












(内部の者の密告か? 余計なことをしてくれたな、ディープスロートとやら……! 


計画がこじれなければいいが……)






パート3へ



TOPに戻る